年筆の歴史
・1809年
イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが金属製の軸内にインクを貯蔵できる筆記具を考案し特許を取得。
軸内部にインクを貯蔵し、尾部を押す事によってインクをペン先に供給する方式。
・1828年
文政11年、近江の鉄砲鍛冶師、国友藤兵衛が貯墨装置の付いた『御懐中筆』を発明。
内部に墨を貯蔵でき、墨乾燥を防止するキャップまで付属。
・1830年
イギリスのジェームス・ペリー、ジョシュア・メーソンが現在のペン先の基本デザインとなる、『金属ペンに穴を開ける事』で柔軟性を出す事に成功。
現在の万年筆の原型、先端に切り割りを入れて完成。
・1852年
イギリスのジョン・アイザック・ホーキンスが金の合金がインクの酸に強いことを発見。
また、さらにペン先端に堅牢なイリジウムを付ける事も考案した。
・1875年
アメリカ、ニューヨークのマッキンノンがペンの先に イリジウムの輪を付けた筆記具を開発した。
これは針状のペン先の内部に細い鉄心が入っており、これが紙面に接するとインクが流れ出てくる構造である。
・1883年
アメリカの保険外交員L.E.ウォーターマンが毛細管現象を応用した実用的万年筆を考案。
その基本原理は以降の万年筆全てに適用される事となる重要な発明となった。
*毛細管現象(もうさいかんげんしょう、毛管現象とも呼ばれる。)とは、細い管の内側の液体が管の中を上昇または下降する現象である。
表面張力によって液面は縮まろうとする方向に力が加わり、壁面付近の傾きをもった液面が縮まろうとすることによって水面を持ち上げる現象。
・1884年
横浜のバンダイン商会が日本にはじめて輸入万年筆を輸入、東京日本橋の丸善などで販売された。
当時は「針先泉筆」と呼ばれていた。
『萬年筆』と命名したのは、1884年に日本初の国産万年筆を模作した大野徳三郎と言われている。
また、丸善の当時の販売担当の金沢万吉の名にちなんで名付けられたという説もある。
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